俺様王子の初恋






常識があるようで全くないような、
とにかく自分を貫く人だから、
それが本当に”正解”のように
思えていた気がしないことはない。





けど、ドアを蹴り開けて
写真を見せろ、なんて
本当に一体何を考えているんだろう。





さすがにこれは、”正解”のような
錯覚なんてない。





「 見っけ。これとこれ 」


「 へ? 」


「 貰って行く 」


「 いや・・・あの、それは・・・ 」


「 なに? 」





先輩の全身から滲み出る
黒いオーラが私には見える。
オズオズと怖がる部員は





「 新聞部に・・・渡さなきゃ・・・ 」





小さな声で、そう言った。