まだ夏らしい気温の中、 日が差し込む私の席は 睡魔を誘う。 ドアが開く音と、数名の 黄色い声が耳を掠めたものの 気にもとめずに、 ゆっくり目を閉じた。 「 葵、見っけ 」 聞き覚えのある、低い声。 脳に響く、あの声。 眠気なんて、一気に吹っ飛んだ。