首筋を甘噛みしながら ”あ、そうだ”と思いついたように 呟いた先輩は、首筋から耳元まで 移動してきて、 「 キス、したくなった 」 物凄く色っぽい言葉を 吐息交じりで、更に色をつけて 私の耳元で囁く先輩は 俗に言う、ドS。 自己中心的で、物凄く自分に 自信のあるあたりは、俺様、 こういうときに、一目も気にせず 色気を放ちまくる様は、変態。 先輩は色んな言葉を使う。 声も、表情も使い分ける。 私しか見えていないという顔で 私だけを映す先輩の瞳。