俺様王子の初恋








「 葵、可愛い 」







甘く響く、その声と言葉に
逸らしていた目を彼に戻すと、









──────────チュッ






愉しそうに目を細めた彼が
私の鼻にキスを落として、










「 最初の約束、覚えてるか? 」


「 ・・・・・約束? 」


「 ”一つずつ、お前の知りたいことを
   たっぷり時間をかけて教えてやる” 」







あの時と同じ表情とその言葉に
不覚にも心臓が飛び跳ねた。