もう近づいちゃいけないんだ。と この人には婚約者がいるんだ。と 頭では、分かってるのに。 「 泰雅、先輩・・・・ッ 」 どうして、体はこうも 言うことを聞いてくれないんだろう。 無意識に彼の首に回した腕。 ステージの上だということも忘れて 悲鳴のような声を聞きながら 私は先輩にしがみついて大泣きした。 ─────────「 ・・・好き 」