俺様王子の初恋





「 保健委員の、書類の整理? 」


「 へぇ。こんな人気のない所で? 」


「 あ、えっと・・一条先生が・・・・ 」


「 は? 」




背中を支えていた手に
力が入ったのが分かった。
真実を話しているだけ、なんだけど
彼の迫力に声は小さくなっていく
ばかりだった。




だから、彼の”は?”は
”聞こえない”って言う意味だと思って




「 一条せん・・ 」


「 アイツがなんだって? 」




もう一度、と口を開けたら
彼も口を開いた。




「 薬品の箱を、・・頼まれて 」


「 ・・・・箱って、 」




”あれか”って彼が指を差す。