俺様王子の初恋






「 ・・・・葵? 」


「 だ、から・・嫌だって・・ッ 」





ボロボロと、目から落ちる涙が
私の髪と、保健室のソファを濡らした。





彼は私の髪を優しく撫でながら
考えるように視線を泳がせた。






「 ・・・怖かった? 」


「 ちが、くて・・ 」


「 どうした? 」






彼の手が涙を拭って、
私に覆いかぶさったままの彼は
額や頬、鼻にキスを落とした。