──────────トンッ
「 ・・っへぁ!? 」
驚くほど、間抜けな声が出た。
すかさず彼が手で私の視界を
遮ると、目の前が真っ暗になった。
その手を退かそうと両手を伸ばすと
シュルッ、と布の擦れる音がして、
「 やっ・・・!!! 」
私の両手は緩く縛られた。
多分、彼のネクタイで、だ。
「 ボタン、掛け違えてる 」
「 自分でできます、っから! 」
上から一つずつボタンを
外されていく。
抵抗もできなくて、目も見えない。
再度、押し倒されている私は
とにもかくにも抵抗をしよう、と
唯一自由だった足を動かした。

