俺様王子の初恋





返事を聞かせるも何も
冗談でしか受け取れない言葉に
間抜けな反応しかできなくて、
距離を縮めてくる彼のオーラは
相変わらず異様でしかなくて、





どうすればいいのか、分からない。





「 迷う必要なんかないじゃん 」







ついに目の前まで来た彼が
私の耳元に口を寄せて





「 選択肢なんかないよ? 」





笑いを含んだ声で囁かれた。
気が動転しているからか、
押し返すこともできない。