冬夜にかかえられ家に向かうと
お母さんと美琴がほっとした顔を見せてたっていた。
「なつなー!!心配したんだよー!連絡ぐらいしてよ!」
「うるさいよ美琴」
そう言うと二人は呆れたような顔をしていた
冬夜は私をリビングまで運ぶと台所に行ってしまった。

「・・・いるじゃん」
「た・・きと?」
ソファに横になってると顔の真上に滝人の顔があった
滝人は濡れていた

「外にいたの?」
「まぁな。お前熱あんの?」
「そうみたい」
それから滝人は返事を返してはくれなかった
「冷たっ!」
しばらく横になってうとうとしかけていると急に額が冷たくなった
「起こしちゃった?」
冬夜・・・
氷のせるならタオルぐらいはさもうよ
直は冷たすぎるし・・・

起き上がって周りをみると
お母さんと美琴の姿はなく滝人と冬夜しかいなかった
「お母さんは?」
「仕事にもどった」
いや・・・
私、冬夜に聞いたんだけど・・・
なぜ一番遠くにいる滝人がこたえてるの??

「そう。二人とももう帰っていいよ。さっきより楽になったし」
「でも・・・もうしばらくいるよ、心配だし。だからゆっくり休んで」
髪をなでる冬夜の手が心地よくて
目を閉じて眠ってしまう