†破滅ノ道†


「………千歳っ!?」


いきなり倒れた、私の千歳。

私の大事な―――愛しくて大切な人。


ここは誰もいない。
〝宮路公園〟と呼ばれた小さな公園。


私と千歳。2人でこの公園に遊びに来ていた。

千歳は私に言った

『もし、俺がいなくなったらどうする?』

私は冗談言わないでよ千歳!……バカ、って言った。

そしたら千歳は、イタズラっぽく笑ったんだ。

千歳の笑顔を見たのがそれが最期。


『行こうか。』

千歳が立ち上がった瞬間