「あ、あの・・・・・・」 しばらくして、またカップを持って俺の前に。 ジロリと見上げると、 「ここ、ですよね?」 と、怯えながらそう言ってカップを置いた。 俺はそれに手を伸ばして少しだけ口に。 ・・・・・・ 今度は言われたとおりスプーン1杯で作ったらしくいつもの味だった。 だから安心して口に運ぶ。 「・・・・・・あの」 「んだよ」 俺の顔を伺うようにおずおずと近づいて、 「大丈夫、ですか?」 「――ぶはっ!!」 そんな台詞に思わず噴出した。