「あの・・・・・・」 「あぁ!?」 見上げるとマグカップを持った彼女。 俺の声に驚いたのか、カップの中のコーヒーがチャプンと音を立てた。 「ど、どこに置けば」 「あぁ、その辺適当に」 そう言うと少し辺りを見回して、ベッド傍の棚の上に置いた。 俺は携帯片手にカップに手を伸ばして口に運んで―― 「――ぶっ!!なんだこれ!?」 苦い! ブラックとかそう言う時限じゃなく苦すぎる!! 「えっ?あ、あの!?」 「お前、何入れた!?」 もしかして毒でも入れたとか!?