待ち合わせ時間を少し遅れたものの、何とか客の機嫌を取りつつ店に。
家の事は気になるが、もう気にしてもしかたない。
いつものように客の機嫌を取って酒を飲ませて、自分も飲んで、飲んで・・・・・・。
1日が終わった。
タクシーに乗って「はぁ」と息を吐き出す。
こそ泥が入っても構わねぇけど、出くわしたらヤだよなぁ。
そんなことを考えてたらマンションの前に。
自分の部屋を見上げれば、当たり前ながら真っ暗。
まっ、こんなボロいマンションに泥棒なんて来ねぇか。
エレベーターに乗って部屋の前に。
ドアノブに手をかけて――
ガンッ
「・・・・・・鍵が」
かかってる?
どういうことだ?
もしかして、あいつ、合鍵を作ったとか?
いつの間に!?


