教室に戻ると、窓がオレンジ色に染まっていた。 「綺麗・・・」 この風景を彼と見れたら、どんなに幸せだろうな。 私は、窓の外に見とれていた。 段々、オレンジ色から澄んだ青色になっていく。 「って・・・もう6時?!」 つい、外の風景に魅入っていたらこんな時間になっていた。 「早く、帰らなきゃ」 そう、そそくさと教室を後にした。