慣れない手つきで、彼のメアドを入力していく。 私は、あまり人付き合いは得意な方ではない。むしろ苦手。 その為、携帯を利用するといえば、母と生き別れになった弟くらいだ。 「っう...」 弟の事を思い出したら悲しくなった。 今頃、何をしているんだろう・・・ 雄哉くんのメアドを入力しおえた時には、涙が頬を伝っていた。 「私ったら・・・」