「一時か…課題も終わったし、それくらいでも平気かな。」
『良いよ。ついでにどこ行くの?』
「送信っ♪」

陽と遊びに行くのは久々で、花菜は結構楽しみにしていた。
鼻唄なんかを歌いながら冷やし中華を丁寧に作り上げる。料理は普通に上手く、得意だった。

麺のゆで具合も丁度良くなった頃に、またメールが来た。

『それは明日楽しみにしとけ(笑)じゃあな、お休み』
メールのやり取りはそこで終わった。

「あっ、課題途中までしかやってないじゃん…。後少しだから十一時までには終わらせられるかな。」