「4件目の伝言。○月2日 午後23時○分」



「何度もごめんね。。。ミカにしかこんな話できなくって。。。」


「うぅぅ。。。。ヒック・・・ヒック・・・・」


「伝言は以上です。伝言を消去する場合には・・・・」


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「4回目にかけてきたのって。。。


ついさっきだな。。。泣いてたよ。。。。」


「今、かけ直して、教えてあげれば。。。。」


そう考えたものの、なかなか行動に移せない。


だってさ、泣いてる子に何て言えばいいんだよなぁ?・・・


「どうしたのぉ?ミカって子じゃないけど・・・俺で良ければ・・・」


右手で頭をガシガシッとかいて、思いを振り払う。


違うわな。。。


電話の子と俺って、思いっきり他人だ。


だいたい、間違えたのは、向こうだろ?


わざわざかけ直してさ、


「間違いですよぉ?」・・・・・


って言うのも、なんかなぁ・・・・・


だよな。。。。わざわざ俺からじゃなくても、


次掛かってきた時に言えばいいんだよ。。。


どうせ、何の関係もない知らない子だ。。。


そう思って、俺は、携帯をテーブルの上に置いた。。。