3分くらいして隼人が急にゆっくり静かに呟くように話し出した 「……先輩が死んだんだ、警察から逃げてカ−ブ曲がったとこで衝突した、ヒロ先輩お前も何回か会ったことあったろ…」 ヒロ先輩ヒロ先輩ヒロ先輩 隼人の友達だって紹介されたたくさんの人の中から“ヒロ先輩”を思い出してた ヒロ先輩…雛は一回しか会ったことなかったけど隼人が一番慕ってた先輩だった 黙って反対向いてる隼人に何て言えばいいのか分かんなくて先輩思いの彼を無性に抱きしめたくなった