さて、やっとあの男共も去ったことだし、これでゆっくり昼食をとれる。
このエビフライ定食美味そうだな。
「そういや、海原洋なんだが」
「またあいつの話しですか?」
どんだけ話せば気が済むんだよ。
「あいつ、結構男遊びすごいらしいな。毎日違う男と歩いてるらしい」
「はっ!あの大きさの割に軽いんだな、あいつの尻」
「…お前、ホント口悪いよな。女子に言う言葉じゃないぞ、それ」
「女々しい男なんでね。おっと、そろそろ授業始まるな。行こう…」
俺は時計を確認した後、皿を片付けて食堂を後にした。
珍しい事に、宮田は付いてこなかった。
「やっぱ、まだ女は近づけたくないみたいだな。特に、自分の好みの女は。
ま、あんな事あったんじゃしゃーねーか。
頑張れよ、保稀」
宮田はそう呟いて、お茶を煽った。
