その次の日。

教室に入ってた瞬間、

「病人来たーっ!」

と声がした。

驚いてそっちを見ると、

「幹…」

「近寄んないでよ。

私にまでそのなんとかっていう病気、

うつったらどうしてくれんのよ」

「!?」

他の子も私を見て笑ってる。

ちゃんと説明したはずだった。

持病みたいなものだって。

なのに、なんで――…?

そのまま席についた。

後ろから聞こえてくる忍び笑い。

どうして?

私、何かした?

ただでさえODの症状で苦しんでるのに、

さらにこんな…

あんまりだよ!

友達じゃなかったの?

ひどい、ひどいよ!

涙を堪えるのに精一杯だった。