明日へのメロディ~poco a poco~


「ん…… 謝られても……」

茉莉はうつむいた。

「ごめん…なさい」

「いや、そういうつもりじゃなくて」

なんて言えばいいのかな……

「茉莉に無視されて悔しかった。嫌いなら嫌いってはっきりと」

「そうじゃない……」

茉莉は再びぽろぽろと泣き出す。

「茉莉……大丈夫……?」

「私…悔しくて…」

「え?」