「ここでいい? 大丈夫?」

茉莉はそう確認してきた。

人気のない校舎の端っこに腰を下ろす。

「うん、大丈夫

 …話し合いって言ったら屋上ってイメージがあるけど

鍵かかってたね」

そう言ってみると、硬かった茉莉の表情が少し和らいだ。

茉莉は私の横に腰を下ろした。

「まずは謝るね。ごめん、ひかり。ごめんなさい」