あくる日。
「大丈夫?」
茉莉が言う。
「え、何が?」
「いいから座る!」
「はいぃ!」
なんでわかるの、この人。
私が具合悪いこと。
黙ってても平気なふりしててもすぐばれる。
隠してると怒るし。
『具合悪い人助けるのは当たり前じゃん』
そう言える茉莉の負担になりたくなくて、
つい隠してしまう。
茉莉は無理してないのかな。
しょっちゅう具合悪くなる人と
友達になって後悔してないのかな。
っていうか友達と思ってるのかな…
責任感で一緒にいてくれるだけなのかもしれない…
おかしいくらいマイナス思考になってしまう。
でも…
怖いんだ。
茉莉にどういう風に思われてるのかって考えるだけで…
中学時代の後遺症かもしれない…