それが中一の時のこと。
それから私は絶対ODだと知られないようにふるまった。
苦しくなったらトイレに駆け込み、収まるまで待った。
誰にも気付かれないように具合悪いことを上手く隠すようになった。
誰が相手でも壁を一枚隔てるようになった。
中学の間友達なんて作らなかった。
常に一人でいた。
自分を守るために。
私の弱さゆえのことだったと思う。
そんな自分を好きになれるはずもなく、苦しかった。
だから高校生になったらうわべだけの友達でもいいから
友達をつくろうって、
もう少し明るくなろうって決めた。
JK(女子高生)ライフを楽しもうって…
ODのことを話す気はさらさらなかったけど。
なのに、茉莉は…
信じたい。
でも怖い。
また裏切られたら今度こそきっと人と関われなくなる…
