アイオライト-愛をみつめ、育む-



【少しでも『好き』とか
『気になる』って思ったら
 もうそれは恋なんじゃない?】


真希の言葉が頭の中で繰り返される。


(私は新川に恋してるの・・・?)



そして放課後。


凄い重い足どりでテニスコートへ向かう。

『きまづいな』とか、そういう気持ちが
MIXされた黒っぽいものが
私の背中にのってる気がする。


しかし、その心配は必要なかった。


「新川君、今日休みだって。
 学校には来てたみたいだけど・・
 なんか具合わるいみたい。」


(新川が休み!?)


私は耳を疑った。

新川は今まで絶対風邪とか引かない
超元気な奴で、
少しくらい具合がわるくても
ちゃんと見学してて
休むことは絶対しなかったから。


(まあ・・今日は相当ヒドかったんだろうな・・)

そう思う・・・けど、
何故か心が少し痛んだ。


「まあ、明日にはくるでしょ?
 でも珍しいねえ・・」


この痛みは何だろう。


「あ!!もしかして心配で気になりますかー?」


真希はにやにや笑いながら言い
練習を始めた。


心配?

気になる?

まさか。

違う。

この気持ちも恋愛感情じゃない。

『気まづくなくてよかった』

そういう気持ちだよね?

じゃあ、この痛みはなに?


私は練習中ずっと
その葛藤をくりかえしていた。