俺はいったい何をしたのだろうか。





なぜ俺は謝っているんだ?





なぜ蓮夏は泣いているんだ?





夢の中の俺はどうして蓮夏を助けられなかったんだよ!





…夢…





…夢?







新鮮すぎるぐらいにはっきりと覚えている。





現実と同じぐらい記憶がある。






あれ…





俺は頬に手を当てた。





濡れてる…





俺は泣いていた。






本当に泣いていたんだ。