―――ガサッッガサッッ―――

えっっ!誰っっ?!

「よぉ!!」

「あっ。優馬」

「大丈夫かっっ?」

「えっっ!?..うん
 だいじょ.う..ぶだよ」

「今クラスのやつから聞いたよ」

「そっかっっ。美咲って子誰なの?」

「あ~~。アイツは3年の桜井美咲だよ。
 ずっと前から恒己が好きなんだ。
 美菜勘違いすんなよ。
 恒己はずっと断ってるから」

「えっっ!先輩なんだ・・・
 じゃあ恒己は美咲先輩のこと
 好きじゃないんだ???」

「あたりめ―――だろ。
 あんなやつ好きになったら
 おわりだぜっっ?」

「そーなんだ。なんか落ち着いた
 ありがとね」

そして私達は教室に戻った。