恋する乙女♡



「あいつ彼氏いんじゃん。
 だから無理ってわかってる。
 俺は叶わない恋だけど
 お前らは両想いだったから  
 俺の分までがんばってほしかった」

「まだわんね――じゃん。
 優馬諦めんなよ」

「あぁ。一応がんばるよ」

「俺はなにがあってもお前を
 応援すっからな」

「ありがと。まぢお前は
 さいこ――の親友だわ。」

「さんきゅ」

―――グスンッ―――

音がしたほうをみると・・・

美菜が・・・泣いていた。

えっっ?なんで?

「お前なんで泣いてんの?

「2人の友情に感動しちゃった」

「はは。ばかだな」

「なによ――。もう」

「ごめん。ごめん」

俺は美菜の頭をなでた。

「俺のまえでイチャつくな」

そーだな。

優馬かわいそ―――だしな。