温かい春
眠れる春
目覚めの良い朝…
「朝やで~!!」
果てない母の声
「えっ!?朝!?」
慌てて飛び起きた自分
自分は 『怜菜』。
今日から中学生。
初めての制服に目を輝かせながら一人苦労して一生懸命着ていた。
「はよ、しなさい!!」
「分かってるって!ママうるさ~い!!」
朝から元気な
自分と母。
「ちょっと!!朝ご飯は!?」
「いらな~い!!もう行くから!!んじゃばいば~い!!」
母がご飯を進めてくれたけど 今の時間に余裕はない。

ママごめんね!!

ただそれだけを思いながらひたすら走る。

「怜菜あ!!おそ~い!!!!」

みんなそろってるやん!!やっば~!!みんなに誤らな~!!

「ごめんね~!!マミちゃん達!!」
焦ってごまかす。

「も~!!しゃ~ないし許したる!!ってか早く行こう!」

マミちゃん達ありがと~!!
本間ごめんよ~…

それを心にひめて
又みんなで走りだす。

「やっと着いた~…」

みんなハモってるし!!

「早くクラス見に行かなあ~!!」

やたらとテンションが高い自分達。

でもハイテンションも今のうち。
「がーん…最低…」
「…………」
みんな沈黙。

そう。
みんなクラスが離れてしまった。


あぁーあ…


自分は