「最後に辰弥と一緒にいたのはどっち?」





そんなたっちゃんのママの声に顔を上げると



周りには警察の人がたくさんいた。



咲と顔を見合わせて、ドキドキした胸を押さえた。





「最後にたっちゃんといたのは私だよ。」



夏は素直に言った。



「どこで別れたか分る?」


「かくれんぼしてて、すぐ走って別れちゃったから、わからないの・・・ごめんなさい。」



「そう・・・・・。」





不安になる夏を咲は歪んだ顔をしながら見ていた。






たっちゃんのママが警察にいろいろ聞かれていた


咲も夏もママたちもみんな聞かれた。






みんなみんな疑って、犯人を捜していった。