そもそも、なっちゃんは俺のことを好き好き言うけど、それが恋愛的な意味でかどうかイマイチ分からない。
……まあ、いいんだけどさ。
なんて、電車に乗りながら考える。
今日も電車混んでるな……
「…きゃっ、」
ぼーっとしながら立っていたら、電車がガタンと揺れて、その瞬間に俺の胸に何かが飛び込んで来た。
正確に言えば、、誰かが。
「ご、ごめんなさいっ……!」
その誰かが俺の胸に寄りかかりながら謝る。
下を見下ろすと、見知らぬ俺に寄りかかっているのが恥ずかしいのか顔を少し赤らめて、目に涙をうっすら浮かべる女の子が俺を見上げていた。

