「……お前、いつもいつもいい加減にしろよ。」



「そんなの誠に言われたくありませーん。別に誠に会いに来てるわけじゃないからいいじゃん!」



いつものようにギャアギャア誠と言い合っていると……




「あれ?なっちゃん?」
「あ、ほんとだ。なっちゃんだ。」



「裕人くん!暁くん!」


3ヶ月振りぐらいに見る裕人くんと暁くんが誠の家にやってきた。



「久し振りだね~」


「そうだね。元気だった?」



そんな他愛ない話をしながら、わたしはキョロキョロとある人の姿を探す。