せーの、で忘れてね




嫌味だったのに、あたしがそう言ったら住吉は泣き出した。



「バカ、泣くな」



あたしまで泣くだろーが。


あたしだってあんたのこと好きなんだってば。


あたしだって忘れたかった。


あたしだって苦しい。


あたしだって‥


あたしだって‥‥



おんなじだよ。



住吉、あんたとあたしはおんなじだ。




「この近くの神社どっかないの? 神社、神社行こ」



あたしはナビで神社を探して、住吉に運転を促した。