｢あたしたちってもう婚約者なの??｣
あたし結婚するって言ってた?
｢当たり前だ
まぁ、お前が一生独身でいたいんなら話は別だけどな
でもお前小さいときからお嫁さんになりたいって言ってたじゃん｣
だってお嫁さんになってかわいいドレス着たいもん
｢そうだけど、別に廉のお嫁さんじゃなくてもいいもん｣
｢俺が他の人と結婚してもいいの??
せっかくこの俺様がお前をもらってやるって言ってんのに
もったいない｣
いいわけないじゃん
こいつって俺様!?
｢………廉って俺様なんだね｣
｢そんなのしらねーよ｣
は?意味わかんねー
｢あたしはそんな俺様と結婚なんてしたくない!!
俺様とかきっと疲れるもん｣
｢お前がなんと言おうがお前と結婚する
そうゆう運命だ
明日お前の家に挨拶にでも行くからな｣
はぁぁぁあ！?
やっぱこいつ頭おかしい
｢今のあんたにはなに話しても無駄だ!!
あたしもう帰るから｣
｢明日にげるなよ｣
―――――チュッ
ぎゃぁぁぁぁぁあ
…………キスされた！?
ゆるさない!!
