「ほ、ほら。とりあえず、ベッドに移動しよ?」
そう言って無理やり俊の腕からでて俊をひっぱってわりと大き目な自分のベッドに俊をねかせた。
その場をはなれて寝間着をもってお風呂にはいってでると俊は熟睡。
結局酔ってたんじゃん。
それにしても・・・
「どこで、寝よう・・・」
ベッドだったら俊がいるし、ソファーは体いたくなるし。
かといってうちには布団が一枚もないから床ではねれないし・・・
そのままベッドにちかづいて熟睡してる俊の顔を覗き込んだ瞬間。
「うきゃ!」
また手をひっぱられて布団の中。
「もう。俊。起きてるんでしょ?」
「おきてる」
やっぱり。
「じゃ、離して~」
そういっても絶対に離してくれない。
「ここで寝れば」
寝ればって・・・
「俊が疲れるでしょ?あたし寝像わるいもん。」
「別にいい」
そしてそのまましばらくすると隣の方から寝息が聞こえてきた。
手は寝ているにも関わらずがっちりつかんじゃってる。
「もう、いいや」
あたしは開き直ってしっかり俊と自分に布団をかけて、アラームを設定してから眠りに就いた。