「お手伝い惨状!」


「たすかる。ありがとう。そうだ、ママ。STARしってる?」


「もちろん。ママ、大好きだもん。」


「うん。じゃぁ、驚かないでね?いま、STARの俊と陸がいるから」


そういうともっていた野菜を落としそうになるママ。


「ちょ、ママ!」


「うそ~~~!本当に!サインもらっちゃおう~~」


そういってまたご機嫌兼興奮気味に準備を再開するママ。


あたしはその後ろ姿をみながらエプロンをつけて小奈美と並んで台所にたった。


それから数十分。


準備ができるころにはあたしの部屋は人であふれかえってる。


どこかの宴会場?ってくらいに。


結局後からパパと咲哉もきて、STARの達也と明も来た。


小奈美ママも参加するはめになって・・・


いま、しまってあったテーブルを1コだしても足りないくらい。


それでもみんな空いてるところにすわって食べてる。


あたしはうらめしそうにお鍋をみてる華菜の器をとってお皿に料理をいれてから自分の分もいれて華菜を自分のひざの上にのせて食べた。


「どう?おいしい?」


「うん。おいしい!ねぇねぇのテレビ、絶対みる!」


「ありがとう~華菜。ママ、今日は泊まるとかいわないでよ?」


「もちろん。華は明日も仕事なんでしょ?そんな泊まれるわけないじゃん」


ふぅ、よかった。


それからママと小奈美ママは少しだけお酒を加えてパパや咲哉に連れられてかえっていった。