あたしと小奈美は幼馴染で気付いた時からずっと一緒。


隣どうしのためほとんどいつも一緒。


家にはいると最初うちの家族で一番小さい妹の華菜がとびついてきた。


「ねぇねぇ、おかえり~~」


「ただいま~~~」


まだ3歳の華菜をやさしくだきあげてリビングにいくとママが小学校1年生の弟の咲人と一緒に本をよんでてパパは中学校3年で受験生の咲哉に勉強をおしえていた。


「みんなただいま~」


そういうとママが顔をあげて


「あ、華。おかえり~。今日の夕飯はカレーだよ~」


そういって咲人をひざからおろしてあたしの夕飯の準備にとりかかった。


ちなみにあたしは高校2年生。


華菜をおろしてから咲人の頭をなでて咲哉のノートをのぞきこむとシッシと追い払われた。


うちの家族はほんとうに仲がよくてそりゃぁあたしや咲哉の反抗期で大変だったりしたこともあるけどそれでもやっぱり大きなケンカや事故、そんなのはない。


自分の部屋にもどってカバンを机の上においてから部屋着に着替える。


夏だからか家はまだをあけてても暑さが尋常じゃない。


その暑さからにげるようにして部屋をでてママが準備してくれた夕飯をたべる。