そうだ!今日あたしの誕生日だ。


「やっぱり華忘れてたんだ」


そう小奈美にいわれる。


「だって、いそがしかったから誕生日なんて気にしてる暇ないんだもん。」


そうふてくされるあたしを俊がソファーのひっぱる。


「今日は華の母さんと小奈美の母さんがつくってくれたんだ。」


俊がそう言ってる間も大人のみなさんはお酒だなんだってさわぎはじめた。


あたしは華菜と咲人と咲哉とお話し中。


そうこうしてる間に時間はあっという間。


明日は学校があるってことでみんなさっさと帰って行った。


明も最近彼女ができたらしく、達也はまた一人でぶつぶつ文句をいいながらでていった。


気付かなかったけど小奈美と陸はだいぶ前に帰ったらしく、あたしはさっきまでの余韻にひたりながら片付けをはじめた。


「俺、風呂はいってくるな」


「は~い」


ちょうど片付け終わった時に俊がでてきて、あたしはそれと入れ違いにお風呂にはいった。


あがってから、寝間着をきて俊がいるベッドルームに行く。


俊はベッドの上で雑誌をよんでた。


ベッドにはいっていつものように腕枕をしてくれる。


「今日の企画、だれが考えたの?」


「小奈美。」


へ~。