そう呟いたのは、水樹 奈々



そう、私だ



ある出来事で人生を諦めた私は
半ば呆然自失で歩いていた


無意識にも関わらず
私の足は、それを求めるかのように踏切に向かっている…



私は死ぬ前に、この結論に至った出来事を思い返していた