誰よりも愛する君へ

彼女が頷いのを確認すると少女はニコッて笑った。




「じゃあお父さんは死んじゃわないね」




少女はそう言うと母親の手を握った。

「春。お父さんところ行こうね!」

「うん」

二人の影が楽しげに病棟の廊下を歩いた。