誰よりも愛する君へ

梨華に何度も名前を呼ばれ目を覚ますと車は家の前に止まっていた。

「ハル、お家だよ」

「ありがとうございました」

「歩ける?」

「・・・うん。大丈夫」

薫が申し訳なさそうに尋ねる。

「ハル!本当ゴメン!!俺・・・本当ゴメンな・・・・・・!」

薫はアタシが車を降りようとすると車の中から叫んだ。

アタシは何も言える言葉が浮かばなくて唯、「ありがとう」とだけ言って家に入った。



それから一週間はご飯がまともに喉を通らなかった。