約束婚<恋来い>


ああ!もう!めんどくさい!
一度怒らせてるし、いまさらだ!!

「あの、名前は…亮太さ、ん?」

「・・・」

沈黙が怖い。
そういえば、私、男子と話をするの
小学生ぶりかもしれない。

目の前の人は、少し目を見開いて
それから呆れた表情をしたけど、
やがて胡散臭い笑顔になった。

「そうだよ?キミは涼子ちゃん、でしょ?」


”ボクはちゃんと覚えてますよ”みたいな
態度が、なんかムカつく。

顔に出ていたのか、「亮太」さんは
私の顔をしばらく眺めてクスクス笑った。

「自己紹介、した方がいいかな?」

余裕な演出をしている目の前の人に
少し苛つきながら、こっちも負けじと
余裕なふりをした。

「うん、お願い」

「へぇ…素直だねえ?」



イラッ