「ぷっ、あはは。面白いね!じゃあ、これはあんたにあげるよ」 吹き出して笑い出した女の子は、大人っぽくて綺麗な子だった。 その子は、わたしに棒のような部品を渡してくれた。 ふぅ……。なんとか手に入った。 「ありがとうございましたー」 お礼を言うと、綺麗な女の子は「かわいいっ」と笑いが混じった小さな声で呟いていた。