「あ、あのさ」 口を開いたのは、想太君。 わたしは、そっと想太君の顔を見ようと振り向く。 想太君と、わたしの目が合う。 ぱっちりとしている二重が、今わたしを見ていると思うと胸の鼓動が速くなる。 「俺と、その、付き合ってくれないかな」 その言葉を待っていた!!! 中学校生活、こんなに幸せなことはない。 ああ、これはもう、キテいるのかもしれない。 いや、キテいるんだ! かなりキテいる!! 涙で、視界が歪んで見える。 だけれど、わたしはずっと想太君を見つめる。