もしもタイムマシンがあるのならば ~クリスマス編~


うん、あともう1つくらいで、完成するよ、きっと。

そう自分に言い聞かせる。

もうひと踏ん張りするか。

深呼吸をして、気合いを入れる。



今日は、もう帰ろう。



あ、想太君、待ってるかな。

いや、そういえば、今日は友達と帰るって言ってた。

仕方ない。

ひとりか……。

ふぅー、早く帰ろ。

こうして、わたしは、部室を出て鍵を掛けて、帰った。