すべての授業が終わり、部活に向かう。
部室に着くと、あることを思い出した。
あ、そういえば、ここのもうひとつの部屋に部品があるんだ。
わたしは、ずっと、全部の部品を見つけるためにがんばっていた。
想太君のことで、頭がいっぱいだったわたしは、部品のことをすっかり忘れていた。
せっかく、3つも集めたんだから、これで終わってしまってはつまらない。
もう、完成させてやるか!
そう強く、思いながら席に着く。
いつもどおり、隣には、久美ちゃんが座っている。
熱心に大きな紙に絵を描いている。
どんな絵を描いているのかな。
わたしは、気になったから、覗いてみた。
