もしもタイムマシンがあるのならば ~クリスマス編~


「え、えーとね……」

わたしは、とまどいながらも、訊かれたことに素直に答えた。

それから、次々と質問されるので、会話が途切れることはなかった。

しかし、いきなり話しかけられるなんて。

想太君としゃべっていると、チャイムが鳴った。

「じゃあ、またね」と笑顔で席から立ち去って行った。

またね、ということは、また話そうってことかぁ。

なんか、顔が熱くなってきた。

だって、男子とあんなに話したことないから。

少し恥ずかしかった。

でも、楽しかったな。

早く、想太君と話したい。