わたしたちは、部屋を出た。 ヤバイ……。 めっちゃ面白くなってきた。 この調子で、どんどん集めていけば、この部品が何なのかはっきりする。 これはもう、完成させなくちゃ気が済まない。 今まで、こんなこと初めて。 わたしは、何かに必死になることが、まったくなかった。 でも、今はある。 すべての部品が揃うとき、その正体は必ず現れる。 それをわたしは、絶対にこの目で見る! そう、わたしは決めたのだ。 そうして、部活が終わり、わたしたちは帰った。