もしもタイムマシンがあるのならば ~クリスマス編~


もう見つからないと思ってたけど、本当によかった。

あっ、今まで集めた部品をここにまとめて置いたら、いいじゃん!

わたしは、そう思いついた。

学校のどこかにあるとしたら、見つけたものをここで保管しておいて、すべて集まったらすぐ組み立てられる。

そうだ、それだ!

明日、家にある部品をここに持ってこよう。

いい考え!

「楽、何してるのー?」

興奮ぎみのわたしを、久美ちゃんは、呆れた顔で呼ぶ。

「てか、ここきったな!ゴホッゴホッ」

ホコリで、久美ちゃんは咳をしてしまった。

「だ、大丈夫!?」

……ここ、少し掃除しておこ。

「うん、平気。……それより、こんなところ早く出よ」

たしかに、ちょっと長く居すぎたかも。